2007年06月09日

パイレーツ・オブ・カリビアン3 ワールド・エンド

パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド オリジナル・サウンドトラック

とりあえず2がすっごい気になるところで終わってたので・・・行って参りました、渋谷ピカデリー。
さすがはブラッカイマー、俺たちの予想の斜め上を(悪い意味で)平然とやってのけるっ!そこに痺れる!憧れるぅ!

以下豪快にネタバレ

なんかね
もうね


のりんとおおおおおおおんん(号泣)

私の大好きなあのノリントンがいきなり○○ですよ。
おいいい!!そりゃないだろ!2では主役級の扱いだったはずなのにいいいい!!


スワン嬢とキスすると○○フラグが立つのは本当だったのか・・・・。
しかも敵役があの人だとか・・・なんか救われ無すぎですよ。
むしろ○が怖い!とかいってジョーンズにすがっちゃえよ、そこはと思いましたけど。4出るならラスボスはノリさんでお願いします、とか思いましたけど。最後まで軍人として生きたノリントンは馬鹿かっこいいと思いましたけど。

ノリントンの○○に代表されるように、今作はなんか湿っぽくなっちゃって、冒険活劇だった2までの流れが大幅に変わっています。残酷さも人によっては悪趣味に感じられるほどになっていたり、ディズニー映画だと思って見に行ったらちょっとびっくりするかもしれない。海賊ならではのエグさはある程度必要だとは思うけど、そのある程度ってのは海賊の風化した死体がぶら下がってたり、人間が大砲で吹っ飛ばされたりと、ちょっとニヤリとしてしまうくらいのレベルであって・・・今回はやりすぎ感が否めないです。

カリプソのくだりも、理解するのに時間がかかり、特にサオフェンがスワン嬢をカリプソと呼んで襲おうとしてるあたりで混乱。たぶんエリザベスをカリプソだと思い込んでたんだろうけど、彼女を女神に例えて口説いてるともとれるし・・・サオフェンが○○しそうになってすぐに態度が変わるのにも?????編集の失敗かなぁ。

ベス嬢もどんどん男らしくたくましくなって・・・1のときのちょっと強気なお嬢様だった彼女が好きだったのだけど、今作ではまるで別人。完全に海賊のボスでした。敵とはいえ海軍の兵士たちを平気で殺しまくってる彼女には感情移入できず、なんか納得いかなかったです。ずーっとお嬢様として慎ましやかに暮らしていた人が、いくらちょっと気丈で海賊に憧れていたからって、あそこまで変わってしまうものなのでしょうか。人としての倫理観までずれちゃってる気がしますが・・・。ノリントンに対しても態度が冷たすぎやしないだろうか。何だかんだでいつも助けてくれるノリさんなのになあ。スワン嬢は本当に生まれながらの魔性の女です。いっそ本当に彼女がカリプソだった方が分かりやすかった気がするよ(笑)

ビルナイ演じるジョーンズはいきなり涙ポロリで全米の心を鷲掴み。というか、ジョーンズの心臓の設定とか全く忘れていたので、見ながらちょっとずつ思い出していくという感じでした。直前に2まで見てしっかり予習復習してることが前提だな、この映画。

デイヴィ・ジョーンズとかベケット(最後が無駄にかっこいい)とか林檎船長とか脇がかなり活躍していまして、肝心のジャック・スパロウの見せ場が少なかったのも残念。ウィル&ベスとかのあたりはどうでもいいので、スパロウ出せよー!と思ってました。いや、確かに人数的にはお腹いっぱい過ぎておえって感じでしたけど。

親父役でキースが出てたのもねえ・・・こういうお遊び的な部分、好きな人は好きなんでしょうが無駄に事態を複雑にしてるような気もします。キースの友情出演話は前々から出てましたけど、興味なければ知らないだろうし、いきなりジャックの親父とか言われても、何かの伏線かと思って身構えちゃいますよね。母親のシーンは笑ったけど。キースがモノホンにしか見えなかったけど。

まあとにかく恋愛面がかなり重視されていた今作なので、前作までのデイヴィや大イカとの死闘とかジャック救出とかはしれっと流されています。そのラブコメ部分もなんかいまいち。ウィルはいつの間にか胡散臭いラテン系親父な風貌になってるし(ラテン系=胡散臭いという意味ではなくw)エリザベスも一体誰が好きなのか本心が全く見えてこない。いきなり愛してるーとか言い出したけど何か信用できないんだよなー、と。ラストは悲惨の一語で、いかにも大団円風に終わってるけどどう見てもハッピーエンドじゃありません、本当に(略)

と思ったら実はウィルは10年お勤めを済ませたら開放されるという設定らしいよ。うん、誰もそんなこと言ってないよね、と。きっと9割以上の観客が、ウィルの行く末を思って暗い気持ちになったままだよね、と。公式発表するか続編でその辺触れないとウィルが気の毒すぎる気がするのだが・・・あれはウィルを救うためじゃなくてエリザベスを奪うためのジャックの策略なんじゃないかとすら思えるから困る。大体エリザベスは年を取らなすぎだ。製作サイドの特殊メイクなど微塵も行わない潔さに笑った。

妙に文末に「けど」が多い歯切れの悪い感想になってしまいましたが、作品自体そんな感じだったので許して下さい(´・ω・`)
音楽はかなり良かったです。

もし続編を出そうとか考えてるようなら、初心に帰って純粋な海賊どもの戦いにしてくださいよ・・・バルボッサ主役で(おい)


※追記
字幕が奈津子であったことも付け加えておこう・・・また奴にしてやられた可能性大である。

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投稿者 yukiusa : 2007年06月09日 17:15
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