毎日毎日暑い日が続いてますね~。
そんな中、行って参りました!TROYです。このために教育実習耐えたようなものなので、とっても楽しみにしてました。いや、内容的にはどうでも良かったんですけど、とりあえず肉祭りに参加したくてですね…。
久々に、友達と一緒に行って、やっぱり楽しかったです。一人も気楽だけどね。というわけで、下記レビューで~す。(長い上にネタバレしてますのでご注意を)
はい、何から書いて良いのか…。とにかく突っ込みどころ満載で、ある意味すごい映画だったなあ、と。でも、あまりにも印象が薄くて、もうその突っ込みどころすら忘れかけている、という(おいおい)まあ、3時間近く、という長い作品だったんですけど、やっぱりホメロスを映画化するのは無理があったよね~(それを言ったらお終いですから)それにしても、一つ一つのエピソードが薄すぎるYO!っていうか死んじゃいけない人が死んで、生きてちゃおかしい人が生き延びてますけど…?以前にも書いたけど、やっぱり原作とは別物、というつもりなのかな。良く見てみると、inspired by、って書いてあるし。でもなー。むにょむにょ(´・ω・`)
では気を取り直して、出演陣に関して。ブラピですが、なかなか良かったです。彼、今回頑張ってましたね~。筋肉むきむき。金髪も良く似合ってて、アキレスのイメージにしっくり来ました。一番感心したのが、お尻が綺麗ってことなんですけど、なかなか見て不快に思わない男の尻、ってめずらしい(あくまで私の基準ですよ)戦い方も様になってて、素直にカッコ良かったです。
んで、ヘクトル兄さんとパリスの兄弟。うーん、ごめん、ヘク兄はあんまり期待してた程では…。原作のヘクトルが素敵すぎるからかもしれんけど。しかし確かに巨乳、でしたね。赤ちゃん抱いてる時、授乳!?と思ったくらいに。あと不幸オーラ出すぎだからさ。周りに碌な臣下がいないし、家族もアレな感じだし。ただ一人の常識人だった故に完全孤立…。お父様@ロレンスはお花を飛ばす勢いの天然さんだし、弟はもう、あれ。へたれ。一言。あそこまでへたれならばいっそ清清しいですよ、あたしゃ。パリスむかつく、という動きがあるのも事実ですが、私は仕方ないよね~、と思いました。どっちにしろアガメムノンがトロイを攻めるつもりだったろうし、単なる口実にされただけでしょう。生ぬるい目で見てやって欲しい。ただ、メネさんとの戦いの場面はひどかったね~。兄貴も加勢すんなよ!そりゃー、私だってあんな暑っ苦しい髭もじゃのおっさんが近づいてきたら反射的に刺しちゃうかもしれんが。関係ないけど、お兄ちゃん足細いですね。
あと、ギリシャ側の人々。アガさんは…完全に髪伸ばしたストライカー。あのニヤリとした悪ーい顔は健在。今回も子飼いの若ツバメに翻弄されます。んで、兄弟似すぎだから。近くで控えてる白い髭のお爺さんはネストル翁かな。そんでもって、オデッセウス@ショーン・ビーン、良すぎでした。ショーンであることを差し引いても(?)オデッセウス役 つ か み す ぎ。あんなに出番少ないのに、完全に他の役者食ってたような…。あ、演技で、ですよ(殴)TROY戦争が終わって、苦難の末に故郷に帰る疲れきった背中が目に浮かぶようなオデさんでした(笑)ただ、あんまりギリシャ一の智将という見せ場はありませんでしたが(´・ω・`)あと、パンフの人物相関図、オデさんだけ血で汚れてる写真なのは、何かの策略ですか?
それから、ミュルミドン&パトロクロス。エウドロスがヴィンセント・ギャロに似ているのは暗黙の了解なんでしょうか。それとも私だけ?ことあるごとにMy lord!だもんなぁ。おまえは犬かー(*´д`*)ハァハァ尻尾ふりふりが見えたのも私だけでしょうか。あんな澄んだ瞳をしていながら、傭兵(?)らしい下卑た感じもたまりません。My lord、この女とお楽しみを、ゲヘヘ、みたいな。
パトちゃんは、思ってたよりずっと幼くて、可愛らしかったです。原作の大人なパトも良いですが、むしろアキレスに過保護に育てられた少年パトもなかなか萌えます。ただ、あの鼻の穴の大きs(しばらくお待ちください)
えー、一緒に行った原作未読の友達が、何でアキはパトのためにあそこまで怒り狂ったのか、しきりに不思議がっておりました。確かにちょっと説明不足な気もしますね。全体的にですが。いくら従兄弟だからって、好きな女の首絞めてまで怒るとは…。アキとパトの関係は、原作では最も大事な部分なので、もうちょっと掘り下げて欲しかった、というのは正直な感想です。
それから女性陣。あんまりこれといって目立ってませんでしたね。当然ながら、戦争ものはどうしても男性中心ですから。しかし、ヘレン@ダイアン・クルーガーはもうちょっと頑張れたような気がします。完全に傀儡と化してたもんなー。お飾りみたいでした。パリスとの愛情関係も、ただ若い肉体に惹かれただけのように見えなくもないし。せっかく世界一の美女という肩書きがあるんだから、もっと印象的に演じて欲しかったです。ブリセウスは、最初あんまり可愛く見えなかったけど、ぼろぼろになっていくにつれて、どんどん愛おしくなってきました。アキがどうしてあそこまで彼女に惚れたのかが今一はっきりしないのですが(一応、初めて自分を恐れなかった女だからという説明はありますが、あんまり納得できない)私から見ていると、アキのブリちゃんへの想いって、男女の恋愛というより、父性愛に近いものがあるような気がします。アキレスは、パトに対してもそうだけど、自分より弱い(と自分が思っている)ものに対する庇護欲が非常に強いような。保護対象である子たちはとうに自立してるっていうのに…。自分に反抗する様が逆に可愛く思えてしまうんだろうなー。強がってるけど、まだまだだね( ・∀・)σ)A`;)みたいな。とはいえ、パトちゃんは正義感が強くて、熱血漢なところがあり、それにちゃんと実力も伴ってて、さすがアキが育てたことだけはある、という印象。パリスと同じく実戦経験は多分無いんだけど、やつとは比べ物にならない程勇敢に、力強く戦ってました。それだけに最期が可哀想すぎ(´Д⊂<アキレスのあほー!
あ、あのけつ顎アンドロマケも素敵でした~v理想的な良妻賢母な感じで。できることならヘクトルの家族は幸せでいてほしかった…。関係ないけど、あの中で赤ちゃんの演技が一番上手いと思う(本当に関係ない)
さーて、人物評も大体終わったことだし、ここからはパパがんがん突っ込んじゃうぞー(・∀・)
最初のナレーション、ショーンだったんだね…全然気づかなかった。あんなセクシーボイスなのに、今回はちょと押さえ気味?
んで、最初の戦い。ストライカーもといアガさんが、いかにも悪役な感じでにやにやしながら交渉。お互い勇者出して戦わせれば、被害少なくてすむじゃん、などと至極まっとうな意見を出しています。向こうは筋肉むっきむきのパゲ。ふふふ、しかしこっちにはかの英雄…あきれーす!あきれーす!あき・・あきれ・・あきれすたーん?どこ行ったんでちゅか~…あきrって、でてこねー!大事な戦いに遅刻してんじゃねーよ!暑いんだよ!熱中症になったらどうすんだよ、この筋肉馬鹿(#゚Д゚)ゴルァ!!←アガ。早速アキレスを引っ張り出すため美少年が使いに出されますが、案の定女連れこんでの乱交パーティーが行われていた模様。3Pとはやるな、アキレス。しぶしぶながらも戦場についた途端にアキレスコール。みんなこの間ずーっと待ってたのに、誰もアキレスを責めません。健気。まあ、あとは当然のごとく相手瞬殺。太ももちらり。
その頃パリスがメネさんの屋敷でちゃっかりヘレンを寝取っております。で、このDQNカップルは普通に船に乗ってトロイに逃げやがります。あほですか?お兄ちゃんも(゚Д゚)ハァ?としか言いようが無かったようです。常識的に弟を諭しますが、聞きゃしねえ。トロイ戦争の始まり、始まり~(泣)
アキレスとパトが剣の訓練中にオデさんがやってきます。アキを口説き落とすためです。何しろアキはオデの言うことしかまともに聞きませんから(ニヤニヤ)ところで、パトの剣の振り方おかしくないですか?古代はこんな戦い方だったのかなー。何か可愛らしいんですけど(笑)ここの三角関係な会話も好きですよ~。俺のために戦え、とか、従兄弟に手を出すなとか(嘘)大人な会話が続きます。
アキレスがトロイに攻め込むときも、ものっそいアキパトでしたね~。お前が気になって戦えない。んで、頭ひっつかんでおでこにチュー。おいおい、いくらなんでも子供扱いしすぎちゃうんかい(;´Д`*)もちろん不満顔のパト。足細っ!
それにしても、ミュルミドン軍だけ黒の旗って。目立つの好きだねー。で、あまりに目立ちたかったため、何百といる船の中で、一艘だけさっさと上陸。当然待ち構えていたトロイ軍に矢の集中砲火を浴びて、ぼんぼん兵士が死んでいきます…何も一艘だけで突っ込まなくても、と思うんですけど、本当になんで?(笑)んで、矢を防ぐために陣形を組め!ということで皆ががーっ、て集まって盾で壁を作るんですが(グラディエーターのあれです)それがあまりにも小さくて爆笑。小亀みたいなんですけど。正直なところ、あんまり作戦立ててなかっただろ、アキレス。まあ、その後は強いのなんのって、アキレスとその仲間たちで戦場を引っ掻き回します。神殿なんかくそ食らえ!アポロンの像だって破壊しちゃうぞーvってな蹂躙ぶり。そこに何故かヘクトル様自らお出ましになり、対決寸前になりますが、アキレスは、ここは目立たない、などと言い出し、自分で誘い込んだくせに、戦いを拒否という自己中っぷりを発揮。この後、神殿で捕まったブリちゃんと良いことをしようとした直前アガに分捕られて、へそを曲げるのですが、これがパトちゃんの悲劇につながります…(´・ω・`)
そんなこんなで、拗ねてしまったアキレスが参加しないギリシャ軍はおされ気味。仕方が無い、とアキレスを口説き落とすのはアガの愛人、オデッセウス。何とかアガメムノンを脅し、すかし、納得させてアキレスと仲直りさせようとしますが、肝心のアキの方が首を振りません。アキを説得しようと試みるオデの位置が、ロードでアラゴルンに帰還を願うボロたんと被ります(泣)そして今回も振られ役。悲しき中間管理職。
結局アキレスは俺たちだけ帰るぜー、とエウドロス達に帰国の準備をさせようとします。しかしそこは正義感溢れる若いパトロクロスが納得しません。おいおい、仲間見捨てて帰るんかい!と不満をぶちまけますが、アキレスは歯牙にもかけず。その頃トロイでは、守りを固めようというヘクトルと、攻撃に出るべし、という臣下の意見が対立していました。しかし、しごく常識的なヘクトルの意見に耳を傾ける者はおらず、蛇がどうだ、鳥がどうした、だから攻撃しましょう!とか言う奴らばかり。父君も宗教第一主義なので、よっしゃ攻撃じゃー!神様が付いてる!とあっさり決めてしまいます。このときの兄のやるせない表情…(´Д⊂<モウヤダー
んで、夜明けとともに攻撃態勢に出るトロイ軍。最初より増えてないか?こりゃー、だめだ!アキレスもいないし…とギリシャ軍が絶望しかけた時、黒い鎧を着た一人の男が颯爽と飛び出してきます。あ、あれは…アキレース!そして再びアキレスコール(おまいはどこかのアイドルですか?)勇者は敵をざっくんざっくん切り倒し、ものすごい勢いで進み、とうとうヘクトルに挑みます。しかし、あえなく喉を切り裂かれて敗北。そ、そんな・・・・あのアキレスが!ギリシャ側に驚きと絶望が走りますが、ヘク兄は嫌な予感がして思わず相手の兜を脱がせます。出てきたのはアキレスと似た、しかしまだ非常に若い金髪の坊や。うわーーー!やっちゃったよ、おい。(((( ;゚Д゚))) ガクガクブルブルなミュルミドンたち。ヘク兄も大ショック。ここはひとまず休戦、とオデと約束して自軍を引き上げます。しかし、えらい平和に終わりましたね、このシーン。原作だとパトの死体を巡って、それはそれは大変な戦いになるのですが…。それにしても喉を切られて倒れるパトロクロスの色っぽいこと。足もだけど、腰も細いんですね(;´Д`*)エヘエヘ
で。それをアキレスに報告に行かなきゃいけないわけです。しかし、みんなびくびくものですよ。怒り狂ったアキレスが何をするか…エウドロスがちょっと離れたところからご報告。でもやっぱり怒り狂ったご主人様に、あえなく殴られ足蹴にされ、キュウーンと泣き出しそうになってました。彼が悪いんじゃないのよー。ってか原因はほぼお前だよ?アキレス。もう、エウドロスが言い出す前からパトロクロスに何かあった、って察知してるからね、こやつは。愛だよ、歪んだ愛。その怒りのまま突っ走ってトロイに一騎だけで駆けていきます(といっても戦車ですが)それでもって、城門の前で、大音声で呼ばわります。ヘクトール!ヘクトール!ヘクトール!ヘクt(以下略)頼むから早く出てやってください(泣)、ヘク兄。お友達が呼んでるわよ、早く支度しなさい、ヘクトルったら!家族に挨拶してる場合じゃないでしょ!プンプン!
そこでやっと出てきたヘクトル。この二人の対決が非常に素晴らしかった。一対一の戦いでここまで臨場感溢れるものは少ない、と思う。とにかく一撃一撃が重たい!美しいだけの殺陣ではなく、荒々しさ、力強さが、神話の世界の優美さと実際の戦いの壮絶さの調和を生んでいると思う(←自分で言っててよく分からない)最終的には兄が負けるのですが、アキレスは遺体を冒涜するような前代未聞の行動にでます。死体を紐で戦車に括り付けて、ギリシャ側まで引きずっていくんですね。これを上から見ていたトロイ側はものすごくショックを受けるわけです。古代ギリシャ時代の戦の作法では、勇者や身分の高い人の遺体はそれなりに尊重されるものなので、アキレスの行動は異常としか言い様が無いのですね。それ程アキレスの怒りは大きかった、と。原作ではもっともっとひどいことをしております。ヘクトルは無類の勇者で、ギリシャ軍からも尊敬を集めていた人、またブリセイスの最愛の従兄弟(映画設定)でもあるので、この時のアキレスは人でなし、というか自分でも獅子だ、と言ってましたから、本気で人ではなくなっています。実は、このアキレスの怒りが、原作「イーリアス」の鍵となってくるのですが、ま、これはまた後々書いていけたらいいな、と思います。
そういうわけで、それぞれ皆、愛おしい人を亡くし、仇を討ちあい、泥沼のような戦争が続いていくのですが、アキレスはそれも仕方が無い、という自暴自棄な態度をとっております。しかし、夫や父の帰りを待つ女性たちにしたらたまったもんではないですよねー。ブリちゃんやアンドロマケも悲嘆に暮れています。本当はアキレス自身も戦いを嫌う気持ちがあるんですけどね…。とにかく哀しいです。戦争はイヤン(`・ω・´)
そんな深夜、アキレスのテントを訪ねる人が…それは何を隠そうトロイの王、プリアモス。な、何を!まさか自らの体を差し出(殴)はい、そうなんです。息子の遺体を返してもらわんがために、危険を省みず単身乗り込んできたんです。アキレスに一刀のもとに臥されてしまう可能性もあるというのに…。この会見で、アキレスに人の心、慈悲の気持ちが戻ってきます。これこそイーリアスのクライマックス、物語の上で一番重要なシーンなのです。つまり、イーリアスとは、トロイ戦争を描きつつも、実はアキレスの大いなる怒りと、彼がそれを乗り越えて心を取り戻し、さらに人間として成長していく姿を中心に展開していく物語、らしいです(ここらは専門書を読んで下さった方が分かりやすいと思います)ですから、原作ではヘクトルの遺体がトロイ側に返され、葬儀が行われるまでしか描かれていません。木馬の、もの字も出てきてないんですね~。トロイ戦争の結末は実はどうでもいいんですよ、イーリアスという作品にとっては。そこらへんきっちり描いてくれれば、映画として成功と言えたかもしれないのですけど…多分普通に映画から見た人には、何でこんなにあっさり改心しちゃうの?アキレスったら。と拍子抜けしてしまったのでは、と心配です(余計なお世話)でも、アキレスがヘクトルの遺体の上で思わず涙した姿には胸打たれました。なかなか良い演技するやんか、ブラピ。この涙の意味にも、論争が起きそうですが、私的解釈としては、ヘクトルのため、というのはありえないと思います。自分のやったことに対する後悔、というより、今まで怒りに我を忘れていられたのに、人間の心を取り戻してしまったが故に、パトを失った孤独感に押しつぶされそうになっていた、というのが自然かな、と思います。あと、ブリちゃんはプリアモスについて帰っちゃいます。切ない(´Д⊂
で、このあとはまあ、木馬作戦で、トロイ入城をまんまと成功させたギリシャ側ですが。前々から思ってたけど、ちょっとトロイの人たちお気楽すぎませんか?神への捧げ物にしよう!(・∀・)とか言って引き入れちゃいます。弟がぼそっと「Burn it.」とか呟いてますが、お前、もちょっと大きな声が出んか?
トロイ市民も、戦争があったことなんて忘れて浮かれ狂い、あまつさえ木馬の周りで♪マーイーム、エッサッサ♪とばかりに踊っております。そんなみんなの様子に、甚く気分を害されたようなプリンス・パリス。いや、全ての元凶はお前ですから。夜みんなが騒ぎ疲れて寝静まった頃、木馬の中から兵士がわらわらと出てきます。あんなちっちゃいところにどうやって…?中でどのような状態になっていたのか非常に気になります。まあ、もちろんオデさんもアキもいたわけで…狭い密室の中ですから。木馬から(*´д`*)ハァハァとかギシアンが聞こえてこなかったか、気になrうわあなにをするやめp3kぺ@:0
戦闘のために混乱に陥った城内で、アキレスはブリちゃんを探して奔走します。我が娘(違)が危ないとあってはさしもの英雄も必死です。ふらーりふらりと中庭に出ると、そこには今にもアガメムノンに襲われそうになっているブリちゃんが!走り出すアキレス。しかしその前にブリちゃんは隠し持っていた短剣で、アガの猪首をぶっさします。何と、ここでアガメムノン脱落。歴史が変わっちゃうYOー!刺されたエロ親父には目もくれず、アキレス一直線にブリちゃんを救出。やっと二人は愛し合えるのね~、と場内の9割の女性客がウルウルと瞳を潤ませた瞬間。アキレスー!うしろ、うしろ!エルフが弓構えてるからーー!(((( ;゚Д゚))) ガクガクブルブル
これ、わざとだよね、と思いたくなるほど、レゴラスの時とそっくりな構え方でパリスがアキレスの踵を射抜く!ブリちゃんの必死の嘆願にも、んなもん知るかぼけええー!とばかりに容赦なくアキレスを射続けるパリス。んでもって何回矢が刺さっても不死身のごとく起き上がるアキレス。ぼ、ぼろみゃー!(違)しかしついに力尽きて倒れます。他人の恋愛にはとことん興味の無さそうな馬鹿プリンスは、泣きじゃくるブリセウスを連れて逃げてしまいます。って、あれ?逃げて、って……お前生き残るんですか(゚Д゚#)ゴルァ!中庭にはアキレスの亡骸だけが残され…ラスト、ショーンの声で締めくくられるのですが。今気が付いたが、もしかしてこの物語の主役ってオデさんですか?
ふああああ、やーっとレビュー終わりましたー_| ̄|○←力尽きた
読み返す気力も起きませぬが…。
・追記
細かい点では、トロイ兵の装備が気になりました。ギリシャ側に比べて美を大事にしている、というか、華麗な感じがしました。守りのトロイ、という感じですね。あと髪型。後ろ括りが多くて、かわゆらしい。
パリスからトロイの剣を受け取った、アイネイアスという若者。皆さんお気づきでしょうか、彼が後にローマ帝国建国者たちの祖となるんですね。だから、最終的にはギリシャはトロイの子孫たちに負けてしまうことになるんです。皮肉な話だ…。しかしパリスが生き残るんだったら、あんまり意味なかったんじゃないか?(汗)
アイアスにはもっと活躍して欲しかったですが…あれ以上登場人物にスポットを当てると、ただでさえ散漫なストーリーがさらに収拾が付かなくなってしまうから仕方ないですね。
とにかくこの作品、的を絞れていない、という印象でした。一体何を伝えたかったのか。結局、イーリアスの単純な映像化(しかも編集のへたくそな)という中途半端な作品になってしまったことは否めません。
しかし、なんだかんだ言って、腐女子としてはオールオッケーでしたがね、わはは。ごちゃごちゃ語ってますが、かなり楽しめたので、もし見てないという方はぜひにも!肉サイコー!(結局それかよ!)
2004/06/24 12:56 AM
こんばんわー。TBありがとうございます。
ミターンでございます。( ̄ー ̄)
ほぼすべて同意な内容レビューで自分と同じ感受性の人がいたことが嬉しくさえ思ってしまったり。(w
ありゃぁ、勝ち組は配給会社ですわね。
宣伝文句に世界中が騙されたわ。
でもいいの、そのおかげでブラピの尻見れたもの。
「ブラピの尻が見れる、トロイ!」
とか宣伝されたら行けないけど、
内緒にしてくれたから観にイケたもんネ。
良しとしようかな、と。
あ、教育実習いってたんですね。
ミターンも経験者ですわよ。懐かしいな。(´∀`)また映画レビューぜひぜひTBよろしくです。こちらもチェキしますネ。
2004/06/24 7:54 PM
きゃー!コメントありがとうございます、ミターンさん!!
同じ感受性なんて、嬉しいですv私もミターンさんの記事を読んで、一人でうんうん頷いていたものですから(笑)
長い上に読みにくい記事を最後まで読んでくださってありがとうございました。何か腐れたことばっかり書いてるサイトですが、これからもよろしくお願いしますハハーッ
2004/06/28 1:20 AM
これだけ長いレビューは、初めて。僕は今日トロイを見に行って、とてもよかったので、他のサイトのレビューも大方見ました。
史実とか神話についてはまったく(トロイの木馬とかアキレスの存在くらい)しか知らなかったのが逆によかったのかも知れないけど。
よかった点は、アキレス、ヘクトル、プリアモス他、みな主役であった点。根底にあるのは戦争の無情・・・。親や兄弟が死に、残された妻や家族が悲しみに打ち悩まされる。それが戦争。悲しみのエンドレスプレイ、それが戦争なんだって僕は感じました。特にイラク戦争が泥沼化しているだけ余計に。
後は、ヘクトルの愛国心、アキレスの名、名誉を重んじ、いかなる権力に対しても屈しない真っ直ぐさ。ブリアモスの情、等など心に響きました。
2004/06/29 2:15 AM
初めまして、KOSAIさん!コメントありがとうございます。
やっぱりここが一番長いレビューかもしれませんね。嬉しいような複雑な気分です(^_^;)まとめ方が本当に下手なんで、長々と書いてしまうんですよ~。最後までお付き合い頂きありがとうございました。
確かに原作を知らなければ楽しめるものだったかもしれません。やっぱり原作を読んでしまってる、という時点でその映像化に対しては最初からマイナスのイメージを持ってしまい勝ちですもんね。
みんなが主役、というのは長所にも短所にもなりえるわけですが、KOSAIさんにとっては良かった点なんですね。なるほど。戦争の空しさ、無情観は確かに伝わってきました。いつの時代も人の命の重さは変わりませんもんね。お互い憎み合っているわけでもないのに戦わせられる兵士達、仇討ちをし合って、死んでいく英雄達…結局原因は一人の権力者の欲望なんですけどね。それが、男女の恋愛(ヘレンとパリス)に上手く隠されているところに皮肉を感じます。きっと昔の人はそう考える方がよりロマンチックだと思ったことでしょうが、現実は違うわけです。そういう事実をあえてこの作品では暴いているような気がします。というのは、どう考えても、彼らの恋愛は誰の共感も得ない、自分勝手なものという表現をされてましたから。考えすぎでしょうか(汗)
またまた長く書いてしまいました、すいません。これに懲りずにまた遊びに来てくださいね~!