キッチン・ストーリー行って参りました!渋谷文化村。
足運んで良かったです。萌え期待だったんだけど、最後は涙が止まらなくて…。お爺さんものは弱いんだって!(お婆さんは比較的平気)といっても、別に老人ってほどじゃないですよ、登場人物は。北欧で行われた、台所における独身男性の行動様式を調べるという実験の話。調査官も独身で、二人っきりの生活が一週間以上続けば、そりゃやることは一つだよね(嘘です)
調査されるおじ様イザックが、人間嫌いっぽく、最初は頑固なんだけど、だんだん心を開いていって。実は根がとても純朴で可愛らしい人だったことが判明。笑顔がかなり素敵。
で、調査官のフォルケも、被験者とは関わりを持っちゃだめ、というルールを破ってしまい、それどころか、かなり親しくなってしまう。この二人のおじ様達が可愛いのなんの。二人が交流を持つまでの流れがおかしくて、場内からもかなり笑いが漏れてました。
北欧の家具の色使いとか、インテリアがすごく綺麗で、雪景色も美しい。音楽も独特で、とても映画に合っていたと思います。あと、ノルウェーとかスウェーデンが、お互い張り合っているような発言があって、かなり意外。北欧の三国は、仲がいいんだとばかり。でも近い国って案外そんなものかも。ライバル意識が芽生えるんですよね。
で。どうも出演者は素人さんを多く使ってるのかなー、と思いました。みんな自然すぎる演技で、好感が持てました。大袈裟なところが一つもない。あの、絶妙の間はすごいと思います。
気になったのが、被験者のイザックのコーヒー飲み友達、グラントの存在。彼、ぜっったいにイザックのことを好きだと思うんですけど。いや、これは私の妄想ではなくて。あえて作品中では語られなかったけど、そういう設定だったに違いありません。
最後は涙涙。あまりに不意打ちなラストだったので、気が付いたら目が洪水になってて、ハンカチすら用意できてませんでした(汗)お時間あれば是非。