2004年07月03日

モンテ・クリスト

モンテ・クリスト-巌窟王-
モンテ・クリスト-巌窟王-

文豪アレクサンドル・デュマの原作を知らない人はまあそんなにいないでしょう。多分巌窟王、の名前のほうが知られているかな?そんなわけで、今更ストーリーの紹介はしませんが。内容的には、原作から爽快感と荘厳さを引いた(おい)、いわゆる勧善懲悪ものです。正直どーでもいい展開です。私としては、ただジム・カヴィーゼルとガイ・ピアースの愛憎を見たかっただけなんすよ。


 前半、エドモン(ジム)が囚われの身となって、十年以上牢獄の中で過ごす羽目になるのですが、その時の髭と髪伸び放題のジーザ○・クライ○トな彼が一番素敵でした。マジで可愛いい。怯え方がやばいくらいに嗜虐心をくすぐります。司祭(故リチャード・ハリス)との出会いも良い。読み書きもできない漁師の子だったエドモンが、色んな知識や武芸を司祭から受け継いで成長する様はとても面白いです。司祭との親子のようなやり取りや、神についての対話にも心打たれます。でもその後、脱出に成功して金を手に入れ、小奇麗になってしまったモンテ・クリストには何の魅力も感じず。まあ、良い男っちゃー良い男なんだろうけど。で、肝心のガイ・ピアースの方も妙に老けちゃって、全然かっこ良くない。ガイの顔って本当に微妙で、写し方によって美醜がはっきり分かれてしまうんですねー。ま、作品的にはこういう顔の方が主役も引き立つし、良かったのかもしれんけど、腐女子的には全然ダメ!ダメったらダメ!!
 で、ヒロインのメルセデスがまたもんのすごいDQN臭い。っつーか正直この女は相当なビッチだと思う(すいません、口が悪くて)。顔は可愛いんだけどね〜。二十年近く経って、他のキャラがそこそこ年をとっているのに、彼女だけは若いまま。皺一つ、白髪一本増えてない。違和感ばりばり。しかも若いときエドモンと交わした結婚の誓いの証として薬指に巻きつけたちゃっちい紐をまだしている、ときた。んなもんとっくに腐っとるはずだろーよ。指も相当鬱血してるだろうしな。もうここら辺が嘘。この嘘つき女めー!エドモンもフェルナンも馬鹿〜!騙されんなよー。しかもしかも、この女、エドモンの子供を宿していたため、エドモンが死んだ、と聞かされた瞬間親友のフェルナンとそっこー結婚。だって妊娠がバレたらやばいじゃん、といけしゃあしゃあとのたまっております。こわー(((( ;゚Д゚))) ガクガクブルブル
後半はモンテ・クリスト伯による自作自演など、もう笑うしかない展開。これコメディか?とりあえず復讐しまくって、最後は、これからは善いことをして生きよう!と決意。めちゃくちゃ都合が良い。復讐のためだったら何をしても許されるのかよ…。あたしはこんな親父と、ビッチな母親の元に残された息子の将来が心配だよ。っつかこの子が一番被害受けてると思うんだけど。

 みどころは、ジェームズ・フレインの脂の乗った(笑)セクシーな半裸姿&ガイとの妖しすぎる密談シーン(ああいうのは普通男と女な気がしますが)、それから白いひらひらのブラウスで、嬉々として鞭を振り回すマイケル・ウィンコット様の華麗なるお姿でしょうか…。この二人のおかげで何とか乗り切れた作品でした(汗)

blank_space
投稿者 yukiusa : 2004年07月03日 00:13 | トラックバック
コメント
blank_space
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?






blank_space
Trackback
Title: 1997 ford explorer
Excerpt: 電気ウサギ: 2004年07月 アーカイブ
From: 1997 ford explorer
Date: 2014.06.22
blank_space