2007年02月12日

イノセンス(過去日記からの拾いもの1)

イノセンス スタンダード版
イノセンス スタンダード版

イノセンス
2004・日本
タチコマ見せろ!度★★★★☆

押井監督の最新作ですね。攻殻にしろ、うる星やつらにしろ、この監督の作るものには、人の奥深くに隠されてるものに直接触れてくるような鋭さがあると思うんです。それが人の心の底から恐怖やら哀愁やらを引き出して、何とも言えない気分にさせてくれる気がします。んで、今作は、その監督が構想うん年、制作費うん億をかけましたー、ってのが売りだそうですが…。嫌な予感がしたんですよ。こういう宣伝文句で、期待通りの作品を一個も見たことが無いので(汗)私は元々球体関節人形というのが好きで、「マルコヴィッチの穴」の操り人形のシーンとか、四谷シモンさんの作品とか見るとたまらない気分になるので、期待はしてました。オープニングは最高に素晴らしく、期待通り。音楽がアジアちっくで、荘厳で、CGも美しかった。人形の造られる工程が細部まで辿られていき、それを見せられている側は、命の無い人形と人間の違いに自然と疑問が浮かんでくる仕組み。しかし、私はこのOP以降いいな、と思う部分が無くて…。押井さんにしては新鮮味とエグ味に欠けてる感じがしました。30分アニメを90分にしたような感じで、映画にしては話に厚みが無かったし。素子の出番が少ないのが原因かもしれないけど、全体的にあっさりしすぎていて…。
キムの屋敷のシーンはもっと面白く、観客を惑わせることが出来ると思うし、少し途中のお祭りのシーンとか、ロクス・
ソルス社の外観とかは削ってでも、核心部分をもっと掘り下げて欲しいと思った。今の自分は本当に自分なのか?という誰でも一度は考える不安を鋭く抉ってきた攻殻シリーズであると思うので、今回はちょっと期待は外れてしまった。でもこれからも押井さんの才能を信じて応援したい…。今回は監督の犬好きの趣味が高じただけなのではないかと(笑)

801ポイントですか?そりゃバトーとトグサたんに決まってるじゃないですか!「怒ってるのか?」ってあんたそりゃーどこの恋人に言うセリフじゃー(;´Д`*)ハァハァ 石川とバトーも次点で。もちろん少佐は総攻めですよ。

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投稿者 yukiusa : 2007年02月12日 20:22 | トラックバック
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