こわれた腕環―ゲド戦記 2
アーシュラ・K. ル・グウィン 清水 真砂子 Ursula K. Le Guin
児童文学は好きなつもりなんですけど、実はこのシリーズまだ読んでなかったのです。第一部、影との戦い、をひいひい言いながら読んで久しいことに気づき、大学の図書館で借りてみました。最近ファンタジーにのめり込めない自分がすごく寂しく感じていたりしたのですが、この作品のお陰で、昔の情熱(?)を取り戻せたように感じます…。児童文学というには結構地味な出だしだったので、最初は読みにくかったのですが、読み始めたらもう止まらない。そして、ラストは涙も止まらない(泣)闇の世界と光の世界。言葉では到底説明もつかないようなことどもが、とても緻密な文章で書き綴られています。登場人物も、本当に生の人間として描かれていて、インパクト大。ものすごい冒険譚、というわけではないけど、胸にずっしりくる、忘れられない物語になりそうです。子供の頃に読みたかった…。
2004/06/20 3:23 AM
はじめまして。
blog listして頂いてありがとうございます。
お礼旁々、伺いたいなと思っていたのですが
丁度、興味ある記事をUPされていたのを機会に
お邪魔することにしました♪
「ゲド戦記」は私も大好きなシリーズです。
「影との戦い」で高慢だったゲドが、
この「こわれた腕環」ではもの静かな求道的青年になって登場しますよね。
4巻を境に賛否の分かれる所ですが
シリーズ通してのゲドの描かれ方が最も好きな巻です。
先日外伝も出版されましたが、とても面白かったです。
これを機会に、yukiusaさんの続巻の感想、
読みたいなと思っています。
2004/06/20 1:22 PM
こんにちは!わざわざお越しいただいて、光栄です~v実はgarnetさんがblogに移動される前からサイトにはちょこちょこお邪魔してまして…ずっとロム専だったので、交流が持てて嬉しいです(*^_^*)
サイトの方を拝見したところ、ちょうどゲド戦記について書かれていたので、興味深く読ませていただきました。4巻から雰囲気が変わるんですね~。私は賛否どっちに傾くのかな…とりあえず時間があったら全シリーズ読んでみたいです。
こわれた腕環のゲドは、確かに一巻とは大分違った雰囲気になってましたね。逆に、テナーがゲドの役割を果たしているのかな、とも思いました。
読んだらすぐに感想書くと思うので、気長にお待ちください~(^^ゞ